IoT機器は常時インターネットにアクセスし続けるため、昨今ではハッキングなどのさまざまな被害が急増しています。外部から潜入されて企業秘密や個人情報を含むデータが搾取されたり、意図しない動作をされたりすれば、パーソナルユースならまだしもビジネスユースなら業務が遂行できなくなる場合もあります。そのためIoT機器を利用するなら、セキュリティを万全にすることが大切です。最も多いのが初期設定のまま使用しているケースで、面倒な設定は省けるもののメーカーの公式ウェブサイトから誰でもダウンロードできるマニュアルを見れば分かってしまう初期パスワードなら、簡単に侵入されてしまいます。
また、自身でパスワードを設定した場合でも簡単な数字やアルファベットの羅列、名前や電話番号、住所など簡単に推測できるものも危険です。もしも8文字から32文字まで設定できるとすれば、必ず上限まで設定しランダムな文字列にすれば滅多に破られることはありません。また、パスワードは定期的に変更するのがセキュリティの基本で、できれば月に1回程度は再設定を行います。暗号化プロトコルには下位互換があり、もしも接続する機器が古いタイプの暗号しか使えなかった場合はそれに合わせて設定されますが、それでは脆弱性があるため最高クラスの暗号化プロトコルが使える機器に揃えるのがおすすめです。
IoT機器のセキュリティを徹底的に見直すことで、安心して利用できるようになります。